「大興善寺」の概要
大興善寺は、奈良時代養老元年に高僧「行基菩薩」がこの地で草庵を結び、十一面観世音菩薩を刻み安置したことが寺の由来として伝承されている。平安時代承和2年に焼失。承和14年に「慈覚大師」(円仁和尚)が寺を再興した際に、大師が修行した唐の仏教寺院「大興善寺」(長安の仏教寺院)の名をいただき、現在に至っている。大興善寺が別名「つつじ寺」と言われるのは、先代・神原玄祐住職が大興善寺裏山(契山南麓)につつじを植栽し、「つつじの花の理想郷」づくりを目指したことに始まる。1923年(大正12年)に「つつじ園」(現在の大興善寺契園)を開園。 戦争で中断したものの、1950年(昭和25年)に入り「つつじ園」の開発を再開。 1957年(昭和32年)、「つつじ寺」の石碑が建立され、碑文に「うつし世に浄土ありけりつつじ寺」と刻まれている。春のつつじの時期だけでなく、秋の紅葉時期にも多くの人が訪れ、親しまれている。
住 所:佐賀県三養基郡基山町園部3628
TEL:0942-92-2627
リンク:大興善寺Webサイト
交 通:アクセス(同上)
※つつじ・もみじシーズンは臨時バス運行
<地 図>
< 花の写真ギャラリー >
※下記の「タイトル」もしくは「写真」をクリックすると、撮影した写真集が表示されます。
紅葉 大興善寺(2020年11月20日)
大興善寺の長い石段を上り山門をくぐると、紅葉の世界。すでに見頃の時期に入っている。紅葉を楽しみながら契園の傾斜面を上り下りするだけで、いい運動になった。(佐賀県三養基郡基山町)
つつじと新緑 大興善寺(2019年4月27日)
つつじ寺として知られる大興善寺。契園の「一目一万本」は山の傾斜面につつじの絨毯が敷きつめられているかのようだった。園内いたるところ、つつじと新緑とが織りなす景色が美しい。(佐賀県三養基郡基山町)
紅葉 大興善寺(2018年11月20日)
急な石段を上り、仁王門へ。この門が紅葉の世界への入口。敷地は広く、仁王門のある寺の境内から山頂までは100mの高低差があるようだ。斜面を彩る紅葉が秋の陽を浴びて、輝いていた。(佐賀県三養基郡基山町)