博多祇園山笠 番外 櫛田神社(2019年)
博多総鎮守・櫛田神社の境内で公開されている飾り山笠。飾り山笠は山笠期間が終わると解体されるが、櫛田神社の飾り山笠は一年中公開されている。公開場所は、地下鉄・祇園駅や西鉄バス・祇園町バス停から徒歩7分ほど。(下記の地図参照)
飾り山笠
< 表 > 標題:神話海幸彦と山幸彦
(しんわうみさちひことやまさちひこ)
人形師:川崎 修一
<標題の説明>
火照命《ほでりのみこと》(海幸彦)と火遠理命《ほおりのみこと》(山幸彦)の二人の兄弟神は、それぞれ海と山で獲物をとって暮らしていました。ある日、弟の火遠理命が兄の火照命に「互いの狩りをする道具を換えてみよう」と求め、二人は道具を交換して使ってみることにしました。ところが、火遠理命は火照命が大切にしていた釣り針を海に失くしてしまったのです。続きを読む 人形師:室井 聖太郎 上杉謙信と武田信玄は、戦国時代の名将、終生の好敵手として五度に渡り川中島にて相対します。その中でも第四回の川中島の合戦では、両雄死力を尽くした戦いとなります。永禄四年(一五六一年)九月、越後を出陣した謙信は、一万三千の軍勢で妻女山に布陣し、信玄は二万の軍勢で迎え撃ちます。信玄は、家臣の山本勘助の策を採り、翌朝未明に軍勢を二手に分け、一万二千の兵で妻女山の背後を衝き、続きを読む
ある日、釣り針のことを思い出した火遠理命は、綿津見神に事情を話し、綿津見神はたくさんの魚を集めて釣り針のことを尋ねると、魚たちは「この頃、鯛が喉に何か刺さって苦しいと言っていました」と話し、そこで鯛の喉を見てみると、やはり釣り針が刺さっていました。早速取り出して火遠理命に渡し、そのとき綿津見神が「この釣り針をあなたの兄に渡すとき、呪文を唱えて後ろ手で渡せば兄は貧しくなり、あなたは豊かになるでしょう。もし兄が恨んで攻めてきたら、この塩盈玉《しおみつたま》(海を満潮にする玉)を使って溺れさせ、助けを求めたなら塩乾玉《しおみつたま》(海を干潮にする玉)を使って助けなさい。」と言って玉を授けました。火遠理命は兄が攻めてきたとき、綿津見神の言ったとおりにすると兄は助けを求め、「私はこれからあなたの守護人となって仕えます」と言いました。この飾り山笠は神話・海幸彦と山幸彦の一場面です。<写真ギャラリー>
<見送り> 標題:流星光底逸長蛇
(りゅうせいこうてい ちょうだをいっす)<標題の説明>
<写真ギャラリー>
< 地 図 >