博多祇園山笠 八番山笠 上川端通(2021年)
福岡市博多区にある上川端商店街で公開。「走る飾り山笠」として知られ、追い山ならしや追い山では「櫛田入り」をする。山笠期間後は川端ぜんざい広場に展示されている。公開場所は、地下鉄・中洲川端駅や西鉄バス・川端町博多座前バス停から徒歩3分ほど。(下記の地図参照)
飾り山笠
< 表 >
標題:阿吽金剛力士像
(あうん こんごう りきしぞう)
人形師:田中 勇
<標題の説明>
平安末期、平家(平重衡)による南部焼き討ちがあり、東大寺(大仏殿・大仏)、南大門(金剛力士像)は甚大な被害を被り焼けました。重源上人というお坊さんがこれを悲しみ自ら先頭に立ち全国で寄付金を集め東大寺の復興事業を行い、現在の金剛力士像はこの復興事業によって再建されたものです。
上人は慶派の仏師達(運慶・快慶・定覚・湛慶)を起用し完成させました。神社、仏閣の守護神で仏敵が寺社内に入り込むのを防ぐ役割を負っております。世に安寧と加護をもたらします。
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<見送り>
標題:風雷あかちょこべ之縁起
(ふうらい あかちょこべの えんぎ)
人形師:田中 勇
<標題の説明>
櫛田神社拝殿の破風にしつらえられた博多の名物
風神雷神の姿・・・・と思いきや、よくよく見ると『あっかんべー』をしているのはいつもとは逆の雷神さんの方‼
『風(風邪)を吹かせて世の中を騒がせてやるぞ!』と息巻く風神さんにいつもの意趣返しとばかりに『あかちょこべー』で応酬します。
山笠の公開場所
上 =飾り山笠・上川端通の公開場所。