博多祇園山笠 五番山笠 東 流(2019年)

舁き山笠と飾り山笠の2つを奉納。舁き山笠と飾り山笠は福岡市博多区の呉服町ビジネスセンタービル前で公開。地下鉄・呉服町駅や西鉄バス・呉服町バス停から徒歩1分ほど。(下記の地図参照)

 舁き山笠 
標題:度胸千両散如花
(どきょうせんりょう ちるははなのごとし)

人形師:白水 英章

<標題の説明>

意味 覚悟を決め、事に臨む様には、まるで散る前の花のような美しさがある。
平安時代の大盗賊として名を残す熊坂長範(くまさかちょうはん)は、六尺八寸の長刀を振るう豪傑で七歳にして初めての盗みを働いて以来、一度も不覚を取ることのなかったと言われている伝説上の人物です。数百人の盗賊を束ね、数多くの盗みを働く反面、貧しい人々に盗んだ金品を分け与える「義賊」としても語り継がれています。晩年、牛若丸(後の源義経)の荷を狙って続きを読む

襲撃を企てますが、事前に察知してた牛若丸に返り討ちに遭い、最後は真っ向から二つに打ち割られ、成敗されていく中、旗色が不利であっても決して退かず、勇壮に牛若丸に挑み、堂々と渡り合った末に散った長範の男気は盗賊といえど天晴れであり、現代社会にも通じるその心意気を、勇壮な舁山人形で表現しています。
<写真ギャラリー>

 

 飾り山笠 
< 表 > 標題:源平合戦武将誉
(げんぺいかっせん ぶしょうのほまれ)

人形師:白水 英章

<標題の説明>

俗に言う「源平合戦」は治承・寿永の乱(じしょう・じゅえいのらん)とも呼ばれ、平安時代末期の治承四年(1180 年)から元歴二年(1185年)にかけての六年間にわたる大きな内乱で、平氏政権の崩壊から源頼朝を中心とした鎌倉幕府の樹立という結果に至る、日本の歴史の大きな転換点と言える出来事の一つです。本年の飾り山笠では、続きを読む

その「源平合戦」の中でも那須与一の扇の的で有名な「屋島の戦い」や「青葉の笛」で後世に語り継がれる平敦盛の悲話などを、表、見送り、両側の四面を利用した豪華絢爛な飾り付けで表現し、新元号「令和」が始まり、新たな歴史の転換期を迎えるこの年に争いのない平和な時代となるよう、祈願します。
<写真ギャラリー>

 

<見送り> 標題:源平合戦武将誉
(げんぺいかっせん ぶしょうのほまれ)

人形師:白水 英章

<標題の説明> <表>と同じ。
<写真ギャラリー>
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< 地 図 >

※舁き山笠と飾り山笠は同じ場所で公開。