八番山笠 上川端通(博多祇園山笠 2023年)
福岡市博多区にある上川端商店街で公開。「走る飾り山笠」として知られ、追い山ならしや追い山では「櫛田入り」をする。山笠期間後は川端ぜんざい広場に展示されている。公開場所は、福岡市営地下鉄「中洲川端」より徒歩3分、「櫛田神社前」より徒歩5分、西鉄バス停「川端町・博多座前」より徒歩3分ほど。(下記の地図参照)
飾り山笠
< 表 >
標題:慶 歌舞伎十八番押戻
(かぶきじゅうはちばんおしもどし)
人形師:田中 勇
<標題の説明>
歌舞伎演目「京鹿子娘二人道成寺」の一場面。
道成寺に新たに鐘が建立され、鐘供養の最中に二人の白拍子が現れ舞を舞う事で女人禁制の寺内へ入ることが許される。二人の白拍子は鐘へ飛び込んで姿を消し、やがて本来の蛇体の姿となった清姫の亡魂が現れる。そこへ、大舘左馬五郎が清姫の亡魂の行く手を遮り、妖怪や怨霊を花道から本舞台へ押戻す場面を「押戻」と言います。
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<見送り>
標題:外郎売
(ういろううり)
人形師:田中 勇
<標題の説明>
父の仇討ちの為に外郎売に化けて奉行の工藤祐経に近づいた曾我五郎時致は、兄曾我十郎祐成と共に祐経につかみかかろうとするが、大磯の虎ら遊女達に止められる。敵を目前にして悔しがる兄弟を見た祐経は、その心意気に打たれて総奉行の務めを終えたら潔く兄弟に討たれようと約束します。
山笠の公開場所
上 =飾り山笠・上川端通の公開場所。