八番山笠 上川端通(博多祇園山笠 2022年)
福岡市博多区にある上川端商店街で公開。「走る飾り山笠」として知られ、追い山ならしや追い山では「櫛田入り」をする。山笠期間後は川端ぜんざい広場に展示されている。公開場所は、福岡市営地下鉄「中洲川端」より徒歩3分、西鉄バス停「川端町・博多座前」より徒歩3分ほど。(下記の地図参照)
飾り山笠
< 表 >
標題:源頼政鵺退治誉
(みなもとのよりまさぬえたいじほまれ)
人形師:田中 勇
<標題の説明>
近衛天皇がひどくうなされる夜が続いていた。ある夜、警護の者が、東三条の森から黒雲がわき出て清涼殿の上を覆い尽くす光景を目撃する。近衛天皇は弓の名手である源頼政にその原因をつかみ退散させるよう命じる。源頼政は黒雲の中で動く陰に向かって矢を放つと奇怪な声をあげ頭は猿、胴は狸、手足は虎、尻尾は蛇という妖怪「鵺」が落ちてきた。それを、駆けつけた郎党猪草太が太刀で仕留めたという。
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<見送り>
標題:出雲之阿国
(いずものおくに)
人形師:田中 勇
<標題の説明>
出雲阿国は安土桃山時代、江戸時代前期の女性芸能者。ややこ踊りを基にしてかぶき踊りを創始したことで知られており、様々な変遷を経て、現在の歌舞伎が出来上がったとされる。山の飾りは、元出雲大社の巫女であった阿国が獅子舞と共に悪鬼を追い払うところをイメージしたものである。
山笠の公開場所
上 =飾り山笠・上川端通の公開場所。