博多祇園山笠 十五番山笠 福岡ドーム(2018年)
最も新しい飾り山笠。表は毎年、福岡ソフトバンクホークスを標題としている。
飾り山笠
< 表 >
標題:躍進玄海鷹
(やくしんげんかいたか)
人形師:置鮎琢磨
<標題の説明>
最強若鷹が今年も優勝するもんな
優勝パレードは何べん見てもよかばい
今年も『もう一頂』勝って
日本一になって決勝向かって走りぬくばい。
オイサ、オイサ走れ
ヤフオクドームばりもりあげろう。
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<見送り>
標題:攻防千早城
(こうぼうちはやじょう)
人形師:三宅隆
<標題の説明>
元弘二年(一三三二年)護良親王が吉野で兵を挙げると、楠木正成は大阪と奈良県境の
尾根、千早城にたてこもり敵の幕府軍足利尊氏は大軍を送って攻めさせましたが、千早城はどうしても陥落しません。東と西の深い谷で囲まれ、南と北には険しい峰もそびえ立つ所です。
楠木勢は僅か千余騎、正成は山上から大石や材木を転がり落としたり、深い谷に架け橋を作って、進んでくる敵には、たいまつに火をつけて橋の上に投げ落とし、相手を寄せ付けません。こうして幕府軍の総攻撃は失敗して戦意を無くしてしまいました。
幕府軍に加わっていた新田義貞が護良親王を受けて本国へ引き上げたのを始め、逃げ出す将兵が日毎に数を増して、敵の軍勢はいつか半数になってしまいました。
こうしてるうちに幕府を倒そうとする反乱が、全国に起こり始めました。